ロードバイク日本縦断(宗谷岬〜佐多岬) - 15日目2017.10.7 柏崎〜入善町 126km
こちらの記事シリーズは、2017年9月15日 〜 2017年11月3日までのロードバイクでの日本縦断旅を記録していきます。
これから自転車での日本縦断旅、日本一周旅、超ロングライドを検討される方の一助になればいいなぁ。な記事です。
単純な旅行記としてもお楽しみいただけるかと思います。
- ルート概略
- 9:30 出発!
- 11:00 上越市!(35km地点)
- 13:30 久比岐自転車道!(50km地点)
- 15:00 親不知・・・(95km地点)
- 16:00 道の駅「越後市振の関」(いちぶりのせき)で休憩(105km地点)
- 17:30 入善町園家山キャンプ場に到着!(126km地点)
- 18:30 蘇生。。!
- 19:30 飯 & 就寝!!
- シリーズ記事リンク
ルート概略
北陸編三日目です。
柏崎市出発→上越市で少し寄り道→くびき自転車道を通り→糸魚川を渡る→天下の険「親不知」(おやしらず)と対決→水の街 入善でキャンプ となっております。
何と言っても100km走ったところからのOyasirazuのきつさ?怖さ?をお伝えしたい。
下の写真で「糸魚川市」と書いてある上ら辺の赤色と黄色のぽちが親不知を指しています。
9:30 出発!
ホテルを出発します。
昨日に続いて、ひたすら国道8号線を進みます。
11:00 上越市!(35km地点)
走っていると、正面山の中腹にあの辺りかなぁ?という感じの建物が見えてきます。
ただ、書いた通り山中なのでパスします。。
そういえば、アニメ「化物語」シリーズで出てくる直江津高校って〜と思ったのですが、同名の高校は2012年に閉校しており、かつ、完全にモチーフにしているわけではないようです。こちらも聖地巡礼とまでいかなかったので、パスします。。
唯一寄ったのがこちら、居多神社(こたじんじゃ)。
昨日も越後国一の宮「弥彦神社」に寄りましたが、一つの旧国内に複数あることも多いようです。
というわけで、この旅4つ目の御朱印をいただきます。
同じ一の宮といっても、財政や人気はバラバラのようです。
境内に「皆様のおかげでお宮を修復できました!」という看板がありましたので、お宮さんによって、色々と都合があるようです。
お弥彦様に比べるとこじんまりとしていますが、これはこれでちゃんと支えられ続けている神様なのだと思います。
再出発。このあと、頑張って登った先が迂回路になっていて、15分ほどタイム&体力ロス。お参りしたのに早速ついてない。。だと?!笑。
13:30 久比岐自転車道!(50km地点)
「くびきじてんしゃどう」と読みます。
上越市と糸魚川市にまたがる30kmくらいの自転車歩行者道です。
雨だったのもあって、車道からの画像しか載せられていませんので、ぜひGoogleでも画像検索してみてください。素敵な写真がいっぱい出てきます。
廃線跡ですかね?煉瓦が残るレトロなトンネルを抜けていきます。
中々に暗くてひんやり。トンネルの向こう側からなんか走ってこないか想像すると、ちょっと怖くなる長さ・暗さのトンネルもあったりします!
途中で車道と並走するところもあり、案内に注意せずぼーっと走ると自転車道を外れてしまいます。
下の写真は実際に私が車道から自転車道へ復帰した地点です。
出入口は多いので、割と簡単に戻れます。
自転車道は、荒川みたいな河川敷だったり、秋田男鹿の車道並走で歩道が広いパターンだったり色々ですね。
ここは、平地のほとんどない山がちな海岸線で車道がどこも狭い。
車と一緒に走ると危ないから事故を避ける苦肉の策として、もう少し高台の廃線跡を走ってね、という感じの自転車道です。
最後5kmくらいは、車道よりも海側を走る区間もあります。
フォッサマグナで有名な糸魚川を越えたあたりで自転車道が終了します。
アップダウンがそれなりにありましたが、それでも自転車道は走りやすくてスピードが出しやすいです。有難や。
15:00 親不知・・・(95km地点)
100km近く走って山というか峠です。
先ほど海岸沿いの平野が狭いと言いましたが、それが段々と狭くなって、ついに海岸線+崖だけになっているのが親不知(おやしらず)です。歯の話ではありません。
斜度6%!? かかってこいや!!
路側帯がほとんどなくて逃げるところがありません。
停まれないので登りでも漕ぐしかない。
かかってこいとか言ってごめんなさい。。
車の皆さんも本当ごめんなさい。。
トラックもギアの切替があったりですごく走りづらそうです。逆に大きすぎるトラックはこちらではなくて高速道を通っている感じ。
やったー越えたぞ!峠を降りて平地に出ました。
親不知にも道の駅があります。
終わりかと思いきや、まだか。。もう一山ありました。知らなかったぜぇ。。
下の画像で道を辿ると、右上の方にある道路まで出ます。
「まだのぼるのかぁ。。」って感じでどっと疲れます。
下の画像もまだまだ登りなのですが、下がってるようにも見えますよね。
走っていても実際に「んー??」ってなります。
息も切れ切れ。車に迷惑のかからない広さがあるところでは、休憩。
繰り返して、どうにかこうにかたどり着きました峠のてっぺん!
ここからは、自転車と歩行者は車と別の道が用意されています。
自転車道から撮っています。
写真では十分な感じが出ていませんが、すごく崖です。
スマホを前に差し出したくないくらい切り立ってます。
最初は人が命を落とすような、岩を切り開いた道から始まり、幾重にも道を切り開いて、ついに車も自転車も走れるようになりました。
線路は続くよ〜♪と言いますが、舗装された道路もどこまでも続いています。
近現代に限らず先人の技術と努力のおかげでロードバイクでも日本を縦断することができています。改めて感謝の一言です。
16:00 道の駅「越後市振の関」(いちぶりのせき)で休憩(105km地点)
てっぺんを越えて下りは黙ってても進みます。
一度自転車を降りて休憩。親不知の10kmを進むのに1時間かかりました。
難所を自力で越えた安心感と達成感で少しだけ胸を張って歩きます。
合わせて、もともと調べていたキャンプ場 富山県「入善町園家山キャンプ場」に電話します。
受付が日の入り後になりそうだったので、確認しました。
18:00くらいまで受付とのことで、二時間あれば流石に着きそうですと伝えて電話を終了。出発します。
17:30 入善町園家山キャンプ場に到着!(126km地点)
疲労もあって、道の駅からだいぶ距離を感じましたが、どうにかキャンプ場に到着。
この街は水の街ですね。ドカドカと音を立てる湧水がそこかしこにあります。
ここのキャンプ場では水の心配は不要ですね。
すごく疲れた。。
キャンプ場は良いとして、風呂と飯をどうする!?
キャンプ場の親父殿も親身に相談に乗ってくれましたが、近くても5kmは漕がないとお風呂はないようです。
テントを張って不要な荷物を置き、すごく暗い夜道をヘッドライトと自転車のライトで照らしながらお風呂に向かって走ります。
18:30 蘇生。。!
やっぱり温泉は生き返ります!!
「生地(いくじ)温泉 たなかや」さん。
日帰り入浴をやっていてくれて本当に助かりました。ありがとうございます。
19:30 飯 & 就寝!!
今日は日中も時間がなくて、ご飯屋さんでは食べてません。
この辺りのご飯屋さんも夜は飲みだけなんです〜と断られ。。
結局お店に入ってのご飯にはありつけませんでした〜残念!!
まぁ昨日まで散々食ってたので、良いバランスかもしれませんが。
可能な限りコンビニで買い込んで、キャンプ場に戻ってテントでいただきます。
割と富山市からアクセスしやすいキャンプ場なのと、3連休の最初の日なのもあってそれなりに人が騒がしい。BBQの匂いもして来ます。超羨ましい。。笑
ちょっと侘しさもありますが、耳栓して、難所を越えた達成感とともに眠ります。
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